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難聴と補聴器

鼓膜が固くなって耳小骨への伝わりが悪くなっただけという
伝音性難聴なら補聴器の調整も比較的簡単で、
使用者の満足度も高くなります。

問題はそこから先、蝸牛(内耳)から聴神経、
大脳中枢への神経系の部分なのです。

年齢を重ねれば重ねるほどに、
個人差はあってもさまざまなところの働きが悪くなり、
当然のことながら聴力も衰えます。

中耳炎などからくる難聴だけなら一般的な補聴器である程度
満足できるとしても、ここに老人性難聴が加わってくると
だんだん具合が悪くなります。

伝音性難聴の耳は、
聞き取ることのできるもっとも小さな音から孜慢できる大きな音の、
聞こえの幅が正常耳と同じくらいかなりありますが、
感音性難聴の場合、
小さい音が聞き取れなくなるのは伝音性難聴と同じですが、
不快に感じる大きな音のレペルがほぼ正常耳と同じです。

つまり聞こえの幅が狭くなっているのです。

少しでも小さければはっきり聞き取ることができないし、
わずかでも大きければ響いて非常に不快に感じるわけです。

その聞こえの幅の中に入る音でなければ心地よく
聞くこともできなければ言葉も理解できないのです。

補聴器はあらゆる音域の音がその中に納まるような複雑な
調整ができるものでなければ役に立ちません。

単に聞こえないといっても、
さまざまな音域が一律に聞こえにくくなっている場合は少ないのです。
聞き取りの具合を表わすのに聴力型というものがあります。

そこで聴力の具合はデシベルという単位で表わしますが、
健聴者の場合はO〜30デシペルの間を波うつくらいです。

一股的に感音性難聴、老人性難聴は高音になるに
したがってだんだん聴力レベルが落ちてきます。

40歳前後から徐々に高音が聞き取りづらい右下がりの波型になります。

中耳炎による難聴があったところに老人性が加わると
低音も高音と同じように聴力レベルが落ちておりグラフに
すると山型になります。

高音がガクンと急墜するのは薬害による難聴、4000ヘルツ
あたりの音だけがストンと落ちているのは職業性によるものなど、
それぞれ原因や程度によってその聴力型は違います。

図表10難聴者の聞こえ方
聴カレペル
30デシペル〜
40デシペル
・小さな話し声やささやき声は聞きとりにくい。
・普通の会話は不自由がない。

40デシベル

50デシベル
・対1の会話ではさほど困難はない。
・〜5m以上離れた場合や集団での話し合いの
・には、普通の話し声では聞きとりにくい。
・高音域の聴力が落ちている場合は聞き違いが多
 い。
・話し相手の顔が見えないときには、言っている
 ことの半分くらいしか理解できない。


50デシベル
70デシベル
・1mほど離れた会話は可能だが、聞き違いが多
 い。
・集団での話し合いの場合は聞きとりが困難。
・高音域の障害が大きい場合には、力行、サ行、
 夕行の子音が聞きとれず、夕行、ダ行に聞き違
 えられる。
・補充現象がある場合は言葉の聞き分けが悪く、
 大きな音を聞くと耳がが−ンとする。


70デシベル
   
85デシベル
・耳元で言えば会話ができる。
・比較的近い所での自動車の警笛、大の鳴き声な
 ど、大きな音は聞こえる。
・耳元での母音の聞き分けはできるが、たいていの子音の聞き分けは
 困難。
・補充現象がある場合は、ことに言葉の聞き分け
 が悪く、大きな音を聞くと耳がガーンとする。

85デシベル

・耳元の大声はかすかに聞くことができる人から、
 まったく聞こえない人まである。
・母音の弁別がある程度可能な人もいるが、大多
 数は不可能。
・相当大きな物音にも気づかないことがある。
・太鼓や爆音などに反応することが多い。
・補充現象がある場合は実際以上の大きな音に聞
 こえ、頭がガンガンする。
(「補聴器コンサルタントの手引き」より)
 

どの部分がどれくらい聞こえづらいのかによって補聴器の
調整の仕方は徴妙に変わってきます。

それができなければ満足は得られません。

人間の耳は、聞きたい音を探して聞く、
音を選り分けられるという機能があります。

そこで難聴になって一律に音を増幅して聞こえるようにすれば、
本来聞こえていてもキャッチしていなかった余計な音までも
さらに大きくなりますから、煩わしさだけを感して結局使用されない
補聴器になってしまいかねないわけです。

補聴器をつけて頭が痛くなるというのは、
そういった一律に大きくなる補聴器の場合でしょう。

内緒話もしっかり聞こえるといった観点で補聴器を作り、
たとえば店舗のカウンター越しに
「聞こえますか聞こえませんか」と調整して、
いざ一歩店の外に出たらものすごい大音量が入ってくる、
そこに一律にしか増幅できない補聴器の限界があるのです。

内緒話を聞き取ろうと思ってボリュームを上げると、
内緒話は確かに聞こえてもボールペンを置いただけで
とてつもなく大きな音が響き、ではボリュームを下げると
本来の話し言葉も聞こえなくなる。

それでは補聴器をつけている違和感のほうが先に立つ、
ということになって投げ出してしまうことになるわけです。




こんなに違う間違いなしの補聴器選び
HOYA補聴器研究会
河野淳東京医科大学医学博士監修より転載させて頂きました。

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posted by 補聴器, 魅せる補聴器の時代て何なのさ!! at 18:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | 難聴と補聴器
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